仏壇の素材は高級家具と同様、日当たりが良い、湿気が多いなど仏壇を痛めることになりますので、風通しの良い場所に置きましょう。
また、仏壇を置く向きには大きく分けて3つの考え方があります。
※ 南面北座説
仏壇の背を北にして南向きに置きます、直射日光が当たらず南からの風も通って湿気を防ぐことができるので保存上、最適の条件です。
※ 本山中心説
仏間の前で合掌して拝む方向の延長線上に家の宗派の本山がある位置に置きます。
宗派の本山が京都にある場合、関東の居住者と四国・九州の居住者では向きが逆になります。
※ 西方浄土説
仏教の理想世界である西方浄土を礼拝するために西を背にして東向きに仏壇を置きます。
[ 仏壇は南向きが良い ] という南面北座説から逆に生まれたのが [ 仏壇の北向きは良くない ] という考え方です。
死者を [ 北枕 ] にするという習慣から縁起が良くないこととされており、この言い伝えが生まれました。
ただ、それぞれが主張する安置場所と向きを照らし合わせると矛盾も生じてきます。
そのため、安置する場所や向きについても現在はそれほど気にしなくてもよいと言われています。
また、住宅事情によって難しい場合も多いので、無理をしてまで方角にこだわる必要はないと言えるでしょう。
誠和葬祭では、購入いただいた仏壇を安置する場所や方角など、ご当家様の希望を伺いながら設置いたします。
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