日本において、亡くなった方を [埋葬する] という習慣が生まれたのは縄文時代といわれています。
時代は移り、古墳時代には地位の高い方や権力者のお墓が古墳として建てられ、江戸時代中期には現在のような石のお墓が登場しますが、あくまで武士など限られた階級の方のためのものでした。
現在のお墓の形が定着したのは、火葬が浸透した大正時代以降、少しづつ霊園や墓地が作られるようになってからです。
さらに、昭和の高度経済成長期になると、庶民でも気軽にお墓を建てられるようになり、進学や就職で故郷を離れ都市部で家族を持った方が、地元にある代々継承しているお墓とは別に自分のお墓を建てるようになったのもこのころです。
そして[お墓を建てるのが当然] という時代が到来し、全国に多数のお墓が作られていきましたが、価値観の多様化や少子高齢化を背景として、現代のお墓事情は少しづつ変化しています。
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