※ 敬意や感謝
インド北部では合掌とともに [ナマステー] と言って挨拶をすることがあります。
これは、 [ナマス] は敬意を、 [テー] はあなたを意味するヒンディー語で、合掌にも敬愛の意味が込められています。
この動作がアジア諸国にも伝わり、相手への敬意を示す挨拶として合掌をしながら軽く会釈をする動作になっていきました。
葬儀の焼香の作法に合掌をして会釈をするのは、故人への敬意を動作で表す一つの方法なのです。
※ 信頼や調和
インドの文化はヒンドゥー教との繋がりが深く、右手が清浄・左手は不浄と考えられています。
食事や握手などは右手を使い、トイレでは左手を使うという習慣はご存知の方も多いのではないでしょうか。
この相対する左右の手が合わさることで [区別や差別を超え隔たりが無く平等] ・ [自分と他者との壁を取り払った心からの敬意] を表し、信頼・調和・平和などを意味するものになっているようです。
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