※ 納骨時期は決まっていない
前記したように火葬したご遺骨は、いつまでにお墓へ埋葬しなければならないと決まっているわけではありません。
火葬が済んだときに埋葬許可証が発行されるため [ 埋葬しなければならない ] と思いますが、埋葬許可証はあくまでも [ 埋葬して良いですよ ] という書類であり、埋葬を強制するものではありません。
一つの区切りとして、四十九日や一周忌の法要にあわせて納骨することが多いのですが、その日に納骨しなければならないものではありません。
気持ちの整理がついてからでも大丈夫です。
よく、親戚の中には [ 埋葬しないと成仏できない ] ・ [ 埋葬しないとかわいそうだ ] と言う人もいると思いますが、ご遺骨の持ち主が気持ちを切り替えることができないなら、無理に埋葬する必要はありません。
※ 成仏できないことはない
納骨しないと故人様が成仏できないという考えもあるかもしれませんが、仏教の考え方では成仏できないということはありません。
日本では [ 亡くなった方が極楽浄土で生まれ変わる ] ことを一般的に [ 成仏する ] と呼んでいます。
一方で [ 故人の霊魂がこの世を彷徨っている状態 ] を [ 成仏していない ] と呼びます。
成仏の考えは宗教によっても異なりますし、浄土真宗では故人様は亡くなったらすぐに成仏すると考えられています。
それ以外の宗教・宗派では四十九日で成仏するという考えが一般的で、これらのことからご遺骨を自宅に置くことと [ 成仏できるかどうか ] には関係がないといえます。
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