そもそも [ 位牌 ] とは、故人様の魂が宿る依り代です。
通常は自宅の仏壇やお寺の位牌壇に安置して故人様の霊をお祀りします。
位牌には白木位牌・黒塗位牌・唐木位牌といった種類があり、葬儀や四十九日法要まで白木位牌を用います。
白木位牌は塗りのない白木のままの簡素な位牌で、四十九日法要を終えると白木位牌から黒塗位牌、あるいは唐木位牌に作り替えます。
黒塗位牌は黒漆で塗られた位牌で金文字で戒名などが記されており、唐木位牌は黒檀や紫檀などの唐木で作られた位牌で高級感があります。
位牌は故人様の魂が宿ると考えられていて、そのため丁寧に扱い大切に保管することは故人様への敬意を表す上で非常に重要な意味を持ちます。
位牌に向き合うことで私たちは故人様の存在を改めて感じ、生前の思い出を語り継ぎ感謝の気持ちで満たされるのです。
位牌は単なる札ではなく故人様の魂を象徴する大切なものといえ、私たちが故人様を偲びその魂を永遠に敬い続けるための大切な拠りどころとなるのです。
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